Hugoは、Go言語で書かれた静的サイトジェネレータです。
WordPressを更新するモチベーションが沸かなかったので長い間代替策を探していたのですが、このところ勉強会やイベントで新しい情報に触れる機会が多くなったので、重い腰を上げて移行してみました。
静的サイトジェネレータについて
従来のブログとの比較
WordPressなど従来のブログシステムはDBから記事やコメントなどを取得し、動的にレスポンスを返す仕組みになっている場合がほとんどです。
対して静的サイトジェネレータでは予めテーマやmarkdownファイルを組み合わせて静的なHTMLを生成し、それをサーバーに上げるという非常にシンプルな仕組みです。
静的ファイルのホスティングさえできればどこでも動くので、Github PagesやDropboxを使って完全無料でブログを公開することもできます。
なぜ今、静的サイトジェネレータなのか
昔から、Dreamweaverなどを使えばテーマを使いまわして静的サイトを生成することはできました。
それが近年また注目されているのは、AWS S3やGoogle Storageで低コストかつ高信頼性な静的ファイルホスティングが可能になっているという背景があると思います。
またソーシャル連携が普及したことにより、コメントやお気に入りの機能をブログ内で持つ必要性が低くなったというのも後押ししています。
静的サイトジェネレータの比較
Hugoの他に人気なものはjekyllやHexoがありますが、Hugoも初めて使いますし、他は使ったことがないので詳しい比較はできません。
使用言語やテーマ一覧などをもとに選ぶといいと思います。
静的サイトジェネレータを選択した理由
- WordPressのデザインが微妙だったが、直す気が起きなかった
- markdown形式で統一してドキュメントを残したかった
- アクセスが少なくてもコストはかかるので、削減したかった
- GCPを使って色々やってみたかった
使ってみた感想
インストールはhomebrewの場合brew install hugo
だけで完了したので非常に簡単でした。
また、hugo server -D
でローカルサーバーを立ち上げてブラウザで見ると、markdownを保存したときにホットリロードされるので記事の編集が楽だと感じました。
テーマはHugo Themesから探して、@dim0627さんのものを使わさせていただいていますが、機会があれば自作テーマにも挑戦してみたいと思います。